業種:小売業 組織診断(従業員意識調査)事例インタビュー YANAGI GROUP 代表取締役社長 柳 慎太郎 様 http://www.yanagi-toseki.com/ |
●組織診断をお受けになったきかっけをお聞かせください
先輩経営者であるプリマベーラの吉川社長にご紹介をいただきました。
ちょうど社内アンケートのツールを探していて、「何か無いですか?」とたずねたところ、自社でされている社内アンケートとグッドマネジメント総合研究所(当時:Chatwork Academy 株式会社)の組織診断をお勧めいただき、受けるきっかけになりました。
→プリマベーラ様のインタビュー記事はコチラ!
●社内の反応はいかがでしたか?
スタッフのみんなは、とても好意的に受け取って実施してくれました。
日頃から会社を良くすることや、自分たちの成長に向けた取り組みに積極的に関わってくれていますので、組織診断もスムーズに導入できました。
一つ心がけていることは、何かを導入した際には必ず社員へのフィードバックを行うことです。これはとても大切にしています。今回ですと、組織診断を受けて受けっぱなしになると、社員は「あれは何のために実施したんだろう?」と思うはずです。
今回の組織診断は、半年に一度行っている全社員勉強会の時期に合わせて実施し、勉強会の中で時間をしっかり確保して結果のフィードバックを行いました。そのフィードバックを受けて、社員各々が結果を日々の業務に反映してくれています。
●組織診断の結果を見てどう思われましたか?
全体的に点数が高かったものの、しいての課題となる部分として“ベテラン社員のモチベーションが少し下がっている”というものでした。日々の業務の中でミドル層となるベテラン社員への感謝は伝えているつもりではありましたが、これまで以上に言葉で直接日頃の感謝の思い、『みんなのこと大事なんだ』ということを伝え続けています。
その結果かどうかという確証はありませんが、離職率は圧倒的に低いです。このような風土がづくりによって、人が辞めない会社になってきているのではないかと思っています。
また弊社では武蔵野さんの会員でもあり、今年は、武蔵野さんの組織コミュニケーションに特化した社内アンケートを実施しました。結果は圧倒的に良く、130社中トップ5に入る結果で、社員が社内コミュニケーションをどう捉えているか、真の価値観を知ることができました。そして、特に幹部メンバーとは意思疎通レベルが非常に高いという結果で、益々経営に拍車がかかるイメージが出来ています。
●組織診断を受ける前と受けた後とどう意識が変わりましたか?
組織診断後のグッドマネジメント総合研究所からの施策提案として、“部署や拠点を超えたチームでの活動”を提案されていましたが、今回、新たに『コミュニケーション向上チーム』を発足しました。社員同士のコミュニケーションを更に促進する取り組みです。まずは、「みんなが集まれる機会を増やしたい」という希望が多かったこともあり、BBQやボーリングなど、ゆる〜く、楽しいイベントの企画運営をこのチームメンバーに任せています。これまでも社員旅行は定期的に行っていますが、頻度を上げ、強制ではなく、ワクワク集合できる機会が増えることがとても楽しみです。
●組織診断をまだ受けられていない企業に対してメッセージをお願い致します。
社長と現場のズレを数字で確認するには、年に1回は絶対やられた方が良いと思います。
課題認識のためです。
経営は、どこまでも完璧ではないと思いますので、こういったツールを使って可視化することがすごく有効に働くと思っています。何も把握していない状況で、人が辞めちゃうと仕方ないですし、何でも言える社長だと思っていてくれていても、肝心なことは言い出しにくいし、何かあっても言えないというのが普通だと思います。
組織診断を受けることによって、把握していなかった課題に対してヒアリングという会話をするきっかけにもなりますし、「ごめんね、ここは気付いていなかった」とか、「ここはこういう意図だったんだよ」と説明する機会をつくることにもなります。
そういった意味では、社員と社長がお互い更に近い存在になるためのツールと言えるかもしれないですね。
社名 | YANAGI GROUP |
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本社所在地 | 東京都足立区千住曙町37-33 |
代表取締役 | 柳 慎太郎 |
設立年月 | 昭和38年 |
事業内容 | 1.オートガス・車事業 2.建設事業 3.プロパンガス住宅事業 4.コンサルティング事業 |
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