今回は、製造業を営む企業様の組織診断ケースをご紹介いたします。
決して社内の雰囲気が悪いわけではありませんでしたが、経営者の想いがなかなか社内に浸透していないのが悩みだったこの企業様。
従業員数が80名もおり、経営者が従業員一人ひとりとじっくり話す機会を持つことが難しく、企業理念の共有や従業員との関係性が希薄になっていたそうです。そんな時に当社の組織診断をご利用いただきました。
社員教育に無関心の従業員ばかりの結果となった意識チャート
IT設備環境が強みだという従業員の認識は高いものの、理念・方針が課題として挙げられました。評価待遇、目標実現を課題だと捉える従業員も多く、企業理念・方針が浸透していないことが従業員のモチベーションに大きく影響しているのではないかと捉えました。
また教育内容については無関心の従業員が多く、研修制度やこれからの若い世代を育てていくことに対して関心を持っていないという結果となりました。
改善提案に取り組み、企業理念が共感・浸透するように
表を見ていただくと一目で分かるように、課題に集中していた項目のほとんどが、なんと右上項目の「強み」へ移動したのです。
教育・研修カリキュラムを見直し、マネージャー層が動きやすい会社へ
教育・研修カリキュラムを抜本的に見直すことによって、経営者の想いや考え方、方針などが従業員に伝わるようになりました。
それによってマネージャー層が動きやすくなり、組織風土や従業員同士の人間関係も良好になりました。企業理念が共感され、社内に浸透してくことで、他の業務環境も改善されていきました。
従業員ひとりひとりに芽生えた「当事者意識」
この製造業様は、これまでどのように組織を改善していけば良いのか分からず、現場もなかなか改善に取り組むことが出来ませんでした。
しかし、「どうすれば良いのか」という理解が広まり、自分たちで会社を良くしていこう!という組織風土が芽生えたため、組織改善が容易となり従業員満足度も向上していきました。組織診断×改善提案によって職場環境が大きく改善され、従業員のモチベーション向上にもつながりました。
|企業データ
業種 | 製造業 |
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従業員数 | 80名 |
設立年 | 昭和28年 |
平均年齢 | 38歳 |
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